このご時世に東京へ行った男
あ
当選した。
私の好きなVtuber 笹木咲さんが出演している
「ヤシロとササキのレバガチャダイパン」
というゲームバラエティ番組がライブイベント化した、
「NIZISANZI SHOW DOWN レバガチャダイパンステージ」
が、2021年9月4日(土)にZepp DiverCityにてライブ形式で行われる。
そのチケットに当たったのだ。
「Vtuber」を知らない人からすると「バーチャルなのにリアルイベントってどうやるん?」と思うかもしれない。
当然現実世界に生身の等身大が現れるわけではないのだが、会場にて大型スクリーンを通してキャストに会える、というもの。
いや、現実世界に生身の等身大が現れていると言っても過言ではない。
音楽ライブ形式もあれば、今回のようなゲームバラエティイベント形式だったりと、さまざまだ。
過去にも何回かこういったイベントがあったが、私はオンラインチケットを購入し自宅で見ていた。
このご時世云々ではなく、単純に東京に行くのがめんどくさいためである。
大阪に住んでますので、交通費とかも掛かりますし。
しかし、今回はリアルイベント現地での感覚を味わってみたいと思い、その時の気分とノリでチケットを申し込んだ。
それがまさか当たるとは。このようなライブイベントに参加するのはウルトラマン以外では初めて。
ただ、一つ問題がある。それが、新型コロナウイルスによる世界の情勢だ。
先程もご時世というワードを使ったように、コロナウイルスは現在も世界中で猛威を振るっている。
日本も例外ではなく、東京、大阪なんて他都道府県と比べても感染者数等が多いのは言うまでもない。
今回のイベント、現地に行こうと思ったのはリアルでの体験を得たいというのもそうだが、それ以前に「チケット申込当時の新規感染者数が減少傾向にあった」のが大きかった。
応募する際、ノリとはいえ当然ご時世柄はちらついたが、減少傾向にある感染者数ニュースが心を後押ししてくれたのだ。
しかし現在、東京オリンピック終了とともに感染者数は爆増。状況は変わった。
今考えればチケットが当選したのも、皆の感染症に対する意識が高いからだろう。倍率が低かったのかも。
私はこのコロナ渦において、遊びのための外出とかに関して否定的ではない。もちろん肯定をするわけでもないが。
自分自身も週一回以上ゲームセンターに行ったりと、外に出ている。以前は人の集まるカードショップでの大会にも参加していた。
一応、なるべく人込みを避けるため、移動手段に電車は使わず片道1時間かかる自転車で移動したり、現在は行先もゲームセンターのみと常喚起された場所。
人と対面することのない音ゲーで遊ぶなど、ちょっと意識はしている。
だが外に出ることには変わりない。俺はコロナだ。
そんな生活が続いていた中で今回の当選。
さすがに今この状況で県をまたいでしかも大都会東京に行くというのは、はっきり言って社会人として集団生活している自覚も持ち合わせることができなかった周りの事を考える能力がないバカでしかない。
ワクチンを2回接種していたとしてもだ。
行くとしたら、会場までの経路としては
「最寄り駅」⇒「新大阪駅」
⇒「品川駅」⇒「台場駅」。
新大阪は行き慣れてるのでイメージが付くが、土曜の品川、台場はどのくらい人が密集しているのだろう。
感染のリスクは当然ゼロではない。
あと何より、イベント会場内は込みます。
当然対策はいろいろされてるんでしょうけれども。
しかししかし、今回のイベントに当選したということはすなわちVtuber笹木咲に選ばれたということ。
笹木に呼ばれているのにも関わらず行かないというのもファンとしてまたおかしい。
あと、チケットも前払い制で引き落とされている。
何より、こうやってあまりガーガー言ってるのは、チケットが当たらなかった人に対しても失礼だ。当たったのに嘆くのはまずい。引きが良いのに嘆くのと一緒です。
もろもろ考えた結果、
「東京へ行く」
その決意を固めた。
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そうと決まればさっそくスケジュールを考えよう。
とりあえずイベント当日についてだが、前日からの夜行バスだと到着は朝。イベント開始18:00までの間東京で過ごすこととなり
「滞在時間が長くなる」→「感染のリスクが高まる」
なので、当日昼13:00から新大阪の新幹線に乗り17:00頃着、すぐさま会場へ行き、終了後まっすぐ帰宅しようと思う。
行きはこれに乗る。
帰りも寄り道せずにまっすぐ帰宅。最速行動。
あと、念のため東京から帰ってきたら2週間は、仕事以外では人と会わないようにしよう。
これに関しては気持ちの問題なので、どうでも良いけど。
まぁちょうど遊戯王の公認大会もないし、休日の出掛先なんてゲームセンターしかないので、ほとんど変わらないか。
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このようなことをまとめ、イベント当日まで生活を送っていたある日、あるニュースが目に入った。
マスクの素材ごとの飛沫防止率に関してのニュース記事だ。
もはや着用してでの生活が当たり前となったマスク。
そんなマスクの素材ごとの飛沫防止率についての性能を改めてまとめた記事を見かけた。
一時期ウレタンマスク警察なる人達がいたのも記憶に新しい。今もいるんかもだけど。
んで、それによると
◻️白マスク・医療用マスク 飛沫防止率70%
◻️ウレタンマスク 飛沫防止率 3%
と書いてあった。
普段よく見る白いマスク、私も使っている。
これや医療用マスクが飛沫防止率70%、対してウレタンマスクが3%という内容。
私はこの記事を目にして、ウレタン製の低さよりも、一般的なマスクや医療用のマスクでさえ飛沫自体は70%しか防げないというのに、改めて驚いた。
いや、もちろん100%防げるわけないのは分かってるけど、へーって感じ。
※インターネットで得た情報なので正しいかどうかは自分で判断してください。
ちなみに私は遊び先でウレタンマスクをしてる人がいたとしても、何か思うとかそういったことは一切ない。
そもそもそういう遊び先に行ってる時点で、文句を言う資格はないのでね。
ただ例えば会社行く電車の中でノーマスクの伝説くしゃみをするでんじゃらすじーさんとかはさすがにえっ・・て思うけど。
それも極論、俺が電車に乗っているのが悪い。
俺が国のために日々納税しているのが悪い。
ニートじゃないのが悪いのだ。
防止率70%。
言い方変えると、マスクしてても30%で飛沫が跳んでくるということ。これは数字的にはの話。
ポケモン対戦をやったことある人ならわかると思うが、30%というのは
サンダーやポリゴン2の放電で麻痺ったり、
エアスラッシュでの怯み、
※画像の場合は60%
ぜったいれいど等の一撃必殺技が当たる確率と一緒。
そう考えるととんでもなく高い。
きちんとした行動を行っても、30%を引かれ負ける。
日常的な負け方だ。
普通に生活していてサンダーに麻痺引かれる感覚でコロナになるなんて、そんなのたまったもんじゃない。
いや嘘でしょと思いつつも、その記事を見て以降科学的に70%しか飛沫を防げないマスクで東京行かなあかんのかとますます気が滅入った。
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ライブイベント前日。
上記の理由から色々不安に生活をしていたが、ふとおぼろげな考えが頭に浮かんだ。
その考えとは、
このマスクの飛沫防止率を70%以上にできれば安心して遊びに行けるのではないか。
もちろん新型コロナウイルスは空気感染が主なため、飛沫だけでは抑えようがないが、そんなのどうでもいい。どっちにしろ行くんだから。
重要なのは俺のメンタル。
この飛沫率70%という可視化されてしまった数値を上げることができれば、気持ち的にどおってことない。
じゃあ一体、どうやって飛沫防止率を上げるのか、ってこと。
それが
五重マスクだ。
マスク1枚当たりの飛沫防止率が70%ならば、5枚着用すればその5倍の予防効果が期待できる。そう考えた。
文章だけではちょっと分かりにくかと思うので、具体的な数値を計算してみます。
式としては
マスク(飛沫防止率70%)×マスク(飛沫防止率70%)×マスク(飛沫防止率70%)×マスク(飛沫防止率70%)×マスク(飛沫防止率70%)
=70%☓70%☓70%☓70%☓70%
=1,680,700,000%
計算の結果、十六億八千七十万%の飛沫防止効果が期待できる。簡単かつ画期的なコロナ対策。
数値的には日本人口の約16倍。これでコロナになったらしょうがないだろう。
ライブイベント当日の今日、私はマスク5枚を着用し飛沫を1,680,700,000%防ぐ状態で家を出た。
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天候には恵まれず、伝説の雨。
土日にだけは降るな。平日の働き者が損をする。
新大阪着。ここから新幹線で品川駅へ向かう。
新幹線に乗るのも久々だ。以前は家族が住んでいる岡山県への行き帰りで良く利用していたのだが。
ちもろん自由席及び一般の指定席はコロナパーティ会場なので、絶対にグリーン車を使いましょう。
14:20頃朝から何も食べてなかったので、駅山弁太郎購入。
コロナ車両では無いので、安心して食べれる。
んで飯を食い終わり、このブログをここまで書いていた。
この書いている合間も、笹木咲の配信アーカイブを見ることを忘れるな。
YouTubeプレミアム会員機能の一つであるバックグラウンド再生は、こういう時のためだけに存在している。
そうこうしてるうちに時間が過ぎ、今ちょうど品川駅についた。
東京へ来るのも久しぶりだ。よしさっそく乗り換えよう。
待て、危ない。
伝説人間。
コロナパーティ開催中。
この状況で乗り換えるのは極めて危険な行為。
なのーで
当たり前体操。
右足を出して左足を出すと、歩ける。
絶対使いなさい。
今台場駅についた。17:22。
会場にも着。ドキドキする。
これから2時間、ライブを楽しんできます。
オタクの皆さん。一旦さようなら。
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こんにちは。
時刻は20:00。ライブが終わり会場を後にしたところ。
これから大阪へ帰る。
当初の予定通り爆速帰宅。東京の滞在時間は3時間弱だろう。
1,680,700,000%ケアしているとはいえ、家に帰るまでがライブイベント。気を抜かずしっかりと帰る。
絶対気を抜くな。
ここで私が感染者になってしまっては、イベントから感染者が出たとかで運営側にも迷惑が掛かり、今後のイベントにも影響が出てしまうかもしれない。
1リスナーとしての行動に自覚を持ち、家に帰ります。
イベントの感想ですが、私は普段のブログからも伝わってしまっている通り語彙力が無く、
小学校低学年時代も読書感想文を「~感じたことが3つあります。1つ目は○○。2つ目は~」で乗り越えていたため控えます。
ただ、最高のイベントだったと思います。また参加したいです。
スタッフさんもイベントの良対応や感染症対策等が徹底されていて安心してイベントを楽しむことができました。
昨年からVTuberにハマりましたが、自分の中で東京のライブイベントに参加したいと思うほど良いコンテンツになるとは。ありがとうございます。今後も応援し続けます。
本当にお疲れ様でした。
最初に申した通りこれから2週間は家でニートになるので、オンライン上での遊びを中心に生活したいと思います。ゲーセンにはいきます。
飛沫防止率1,680,700,000%の五重マスク。
インターネットの情報を鵜呑みにするかしないかは、あなた次第です。
電車内での暇つぶしが目的ブログでしたが、読んで頂きありがとうございました。