魔弾 対環境デッキ②


※前回の続きです
こちらの内容に目を通している前提の解説なので、よろしくお願いします。
→【https://magurooru.hatenablog.com/entry/2019/08/15/185410


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前回割愛した対サンダードラゴンの解説を行っていきます。




・サンダードラゴンの何がきついのか

・各魔弾カードの使い方、立ち回り





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サンダードラゴン



①打点が高い

召喚されるモンスターの打点が基本的に2000を上回っており、ハイパースターを出しても閃刀姫やオルターガイストと比べ戦闘面で魔弾モンスターが処理されてしまうことが多い。





②超雷によるサーチ不可

超雷がいるとサーチができなくなり、高い打点を素引きしたカードのみで超えなければならなくなる。


さらに、融合体は破壊耐性を持っているため、デスペラード単体での処理ができない。


融合体を処理できる組み合わせとしては

・クロスドミネーター+戦闘破壊

・クロスドミネーター+デスペラード

・無限泡影+デスペラード

・リンクモンスターでの処理

リンクモンスターでの処理に関してはセキュリティドラゴン、トロイメアユニコーン等だが、サンダードラゴンは基本的に魔法罠を多く伏せてこないためマックスからモンスターを増やし盤面を処理することもできない。


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③孤高除獣がめんどくさい

まず打点が1700でメイン打点では破壊できない。
さらに破壊したとしても回収され次ターン発動されてしまう。

そしてこの横には超雷等が。

他のデッキなら融合体の横に立っている何か、であるが、魔弾からするとこのカードの処理が一番めんどくさい。





④「サンダードラゴンのファンタズメイ」


サンダードラゴンはメインデッキに「ファンタズメイ」を採用していることが多い。




モンスターを処理する唯一の手段であるクロスドミネーター、デスペラードがファンタズメイで無効にされてしまうため、安直なリンク召喚もできない。



本来そこまできつくないファンタズメイも、使われるデッキによってはしんどい。






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これらの前提を踏まえた上で、各種魔弾カードにスポットを当てながら立ち回りを解説していく。










クロスドミネーター


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対サンダードラゴンにおいて最重要カード。



このカードだけが唯一「魔法罠を2枚組み合わせずに融合体を処理できる」ため、サンドラ対面では一番リソースを消費せず戦うことができる。


素引きしている場合、ドクトルで無限に使いまわすことを意識。



引いていない場合、カスパールのサーチはまずこのカードから。


先に供述したように、ファンタズメイの存在から安直にリンク召喚をしてしまうとこのカードが通らなくなってしまう。



細心の注意を払ってプレイしなければならない。



デスペラード



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「効果が無効になっている融合体」と「雷劫龍サンダードラゴン」を破壊することができるカード。



クロスドミネーターとは違い盤面からモンスターを消し去ることができるが、そもそも融合体には打てないため、他のカードと組み合わせる必要がある。



耐性を持っていない「雷劫龍」に対しては強力で、


クロスドミネーター⇒融合体

デスペラード⇒雷劫龍



と打つことができればベストだろう。


前回解説した通り、マックスに対するヴェーラーや無限泡影をケアできるのはもちろん、大捕り物や虚無空間など不意な永続罠も破壊できるため



雑に使わずキープしておきたい。




デッドマンズバースト


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「雷龍融合」を止めることができるカード。



羽根帚が効かないこのデッキ、サンドラに対して打てるタイミングはほとんど雷龍融合しかない。




しかし、雷龍融合はアクセスされると基本毎ターン打ってくるので、一見打ち所がなさそうなこのカードも実はかなり重要になってくる。




とにかく融合を止めよう。




ダンシングニードル



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サンダードラゴンがきつい理由として、


「魔弾の超強力なカード、ダンシングニードルが刺さらない」


というのも一つある。



除外されて効果を発動されては、このカードの役割は薄いと言える。



しかし、対サンドラ対面でもこのカードのには大きな役割があるので、2点解説。



①雷龍融合を除外できる



デッドマンズバーストで止めても、次ターン以降除外効果を使われしまったらあまり意味がない。


あらかじめ除外しておくことで、リソースを減らすことができる。





②雷劫龍のケア


デスペラードで破壊できるとはいえ、突然2800が出てくるととても厳しい。


除外されたモンスターの効果も発動し、いっそ厳しくなるだろう。


光属性の誘発やリンクリボー等闇属性は除外しても問題ない。


また、ターン中効果を使ったサンダードラゴンたちは、可能であればそのターン中に除外しておきたいところ。



常に雷劫龍の事を念頭に置きプレイしていく必要がある。



そして、デビルズディール


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自分はこのカードをサイドデッキに採用しており、雷神龍や幽鬼うさぎなど破壊に関してケアできるようにしている。


また、このカードからクロスドミネーターをサーチすることもできる。


採用して損はないが、このカード自体妨害になるわけではないので、要相談といった感じだ。



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最低限ではあるが、以上で対サンダードラゴンの解説は終わる。



ここからは前回の記事の補足で、




対閃刀姫、オルターガイストについてもう少し深堀した細かい解説を行っていこうと思う。

長くなるので、興味のある方だけどうぞ。


※ドラゴンリンクに関しては正直引いたカードを投げ合うだけなので、テーマとして解説することはこれ以上特にない。


リブートやガンマのケアに関してだけ確認してほしい。







【閃刀姫】

前回レイの超え方について触れたので、今回は魔弾側のカードと閃刀姫側の魔法カードそれぞれにスポットを当て解説しようと思う。





魔弾側のカード



ダンシングニードル




姫対面ではこのカードを素引きしているか否かでゲームの流れ、勝率が大きく変わる。自分がサイドデッキに3枚目を採用しているのは、展開系相手に入れる訳ではなく、姫相手に3枚目が必要だと考えているためである。



基本的に「閃刀姫」というテーマの強みは、墓地の魔法カードが3枚以上ある事で閃刀魔法カードを強く発動したり、レイを墓地から何度も特殊召喚し半永久的にリソースを確保する事である。



これら2つの強みを1枚で崩壊させれるカードが、このダンシングニードルである。

発動するなら、余すことなく3枚除外するのがベストだろう。



また、除外すると当然墓地に存在しない状態になりカガリやマルチロールでは拾えないがシズクでサーチすることが出来てしまう。



ただ単に「閃刀」魔法カードを除外するのではなく、
「マルチロール」「カガリ」「シズク」
3種のカードの事を考え、
マルチロールで拾われないか、または拾われても問題ないか、
カガリシズクを無効にする札(ドミネーター等)はあるのか、または無効にしなくても問題ないか
それを打った上で次ターンセンサー万別等は大丈夫か、
など全てに気を使ってプレイしていく。



ダンシングニードルが絡むと単純に出来ることが増えるので、雑にプレイをしないよう心がける。



※レイが墓地にいる場合は脳死1秒で除外する。





デスペラード & デッドマンズバースト




姫対面でのデスペラードやデッドマンズバーストは、マルチロールやセンサー万別を破壊するだけではなく、マックスの効果を通す上で重要なカードの1つでもある。



閃刀姫が基本的にメインギミックで構えてくる妨害は「ウィドウアンカー」なので、デスペラードを1枚引くだけで「特殊召喚するモンスター数を減らさず」効果を通すことが出来る。


しかし、チェーン4以降で2枚目のウィドウアンカーやエフェクトヴェーラーを打たれてしまうと、効果は通らずマックスがただ破壊されてしまう上に手札の貴重な魔弾罠カードを失う事になるので慎重に。


デッドマンズバーストは魔法罠にさえ撃てればマックスを必ず通すことが出来る。しかし、処理時に魔法罠カードが1枚減っているので出せるモンスターの数も1体減ってしまう。


それぞれの特性を理解した上で、中盤捲る際プレイを行っていくのが望ましいだろう。


また、マックス効果処理後のセンサー万別には注意しなければならない。





ウィドウアンカー 無限泡影



姫対面は常に上記カードの存在を警戒しながらプレイを行う。

スターやカスパールの効果を自分のターンに使えるハンドであれば、必ず使用すること。発動するだけで泡影やアンカーのケアになる。



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マルチロール


基本的にはデスペラードやデッドマンズバーストを当てたいが、魔鍾洞や次ターンのセンサー万別の事まで念頭に置いた上で破壊するか判断。


なお、破壊する際は必ず「効果の発動」にチェーンすること。


手札の不必要なカードをセットしマルチロールで割ろうとしたタイミングで破壊する事で、そのセットカードが残った場合次ターンマックスから出すモンスターを1体増やすことが出来る。


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エンゲージ

上記魔法など全ての閃刀カードに触れるカード。
デッドマンズバーストで止めるより、ダンシングニードルで墓地の魔法枚数を減らした方がロングゲーム時有利になる。

1番強くダンシングニードルを打てる例

エンゲージ→レイ→カガリ→ダンシングニードル


レイを加えられると面倒な時は躊躇なく発動を無効にしなければならない。


センサー万別


1枚で盤面が崩壊しかねないカード。

先からちょくちょく触れているが、いつこのカードが発動しても問題ないよう心がける必要がある。






姫対面はこれで以上。



続いて、オルターガイスト



【オルターガイスト】

「魔弾側のカード」と「オルター側のカード」の説明は、前回似たような説明を長く行ったので、今回は重要な事を1点だけ。



①相手の罠正面にモンスターを召喚するプレイ



魔弾モンスターを召喚すると、相手はその正面以外の魔法罠ゾーンにカードをセットしてくる。

次ターンその列に召喚し「先に召喚しておいた魔弾モンスター」を操ることで、そのモンスターが妨害されたとしてもアドバンテージを稼ぐことが出来る。




このような具合だ。


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このような感じで少しづつアドバンテージを稼ぎ、試合を有利に運ぶことを目指す。



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終わりです。

前回の記事が思った以上に反響あったのですぐに続きを書きました。

また機会があれば色々解説したいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。

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